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メモ: スナップショットを削除しても、ソース仮想ディスク上のデータには影響ありません。
メモ: ホストの準備に関する以下の項は、CLI インタフェースを介してスナップショット機能を使用する
場合にも適用されます。
スナップショット仮想ディスクのスケジュール
スナップショット仮想ディスクを作成する場合は、スナップショットをすぐに作成するか、決定したスケジ
ュールに基づいて作成するかを選択できます。このスケジュールは、一度だけのスナップショットの作成、
または定期的なスナップショットの作成のいずれかになります。スケジュールが指定されない場合は、スナ
ップショット仮想ディスクの作成がコマンドの実行時に行われます。
スケジュールは、スナップショット仮想ディスクを初めて作成するときに指定できます。または、既存のス
ナップショット仮想ディスクにいつでも追加できます。1 つのスナップショット仮想ディスクに対して 1 つ
のスケジュールがサポートされます。
スナップショット仮想ディスクをスケジュールする一般的な理由
スナップショット仮想ディスクのスケジュールは、データストレージ環境全体で複数の目的に対応できます。
スナップショットスケジューラの最も一般的な使用法は次のとおりです。
• データバックアップ
• データロスイベントからの素早い回復
スケジュールされたデータバックアップにより、定期的な監視されていない実行でのデータロスを防ぐこと
ができます。たとえば、アプリケーションがストレージアレイ内の 2 つの仮想ディスク上にビジネスクリテ
ィカルなデータを保存する場合、毎日自動バックアップを実行するように選択することができます。このバ
ックアップを実行するには、最初の仮想ディスクを選択して、月曜日から金曜日まで、就業時間の終わりか
ら午後 11 時までの間に、1 日 1 回実行するバックアップスケジュールを作成します。終了日は選択しないで
ください。同じスケジュールを 2 番目の仮想ディスクに適用し、次に 2 つのスナップショット仮想ディスク
をバックアップホストサーバーにマップして、定期的なバックアップ手順を実行します。次にスケジュール
されたスナップショットを開始する前に、必ず 2 つの出来上がったスナップショット仮想ディスクをアンマ
ップしてください。スナップショット仮想ディスクがアンマップされていない場合は、データの破損を回避
するために、ストレージアレイは次にスケジュールされたスナップショット動作を実行しません。
スケジュールされたスナップショットは、データロスのイベントでも重要です。たとえば、勤務時間の終わ
りごとにデータをバックアップし、午前 8 時から午後 5 時まで 1 時間ごとのスナップショットを保存する場
合は、1 時間よりも短い時間帯のスナップショットからデータを回復できます。このタイプの素早い回復を
達成するには、午前 8 時の開始時刻と午後 5 時の終了時刻を含むスケジュールを作成し、次に終了日を指定
しないで月曜日から金曜日まで 1 日に 10 個のスナップショットを選択します。
スナップショットスケジュール作成のガイドライン
スナップショット仮想ディスクのスケジュール作成時には、特定のガイドラインが適用されます。
• 次の場合、スケジュールされた仮想ディスクスナップショット操作は行われません。
–
スナップショット仮想ディスクがマップされている
–
ストレージアレイがオフライン、または電源オフになっている
–
仮想ディスクコピー操作中にスナップショット仮想ディスクがソース仮想ディスクとして使
用されている
–
コピー操作が保留中、または進行中
•
スケジュールがあるスナップショット仮想ディスクを削除すると、スケジュールも削除されます。
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